大間語マスターしたら、大間へGO!


パリって何?チリって何?


パリ、チリって何?

 パリは「意地っパリ」なんて、よく言いますよね。
 「つっぱり」「ひっぱり」色々あるけど、大間には
 他にも、まだある!
 チリも同様、「みっチリ」勉強して「バッチリ」と
 大間語をマスターしてね。



 パリ編

   ● ガッパリ、血出で来た
       (とってもたくさんの血が出た)

    ジッパリ、マッコ貰った。
     
(凄く、いっぱい、お年玉を貰った)

   ●
ヨイッパリに釣れた。
       (宵始めに(魚が)釣れた)

     ヌイッパリで繕った
       (縫い針で、繕った)

    ● ワッパリを着て来なかった。
        (上に羽織る(上着)を着て来なかった)

    ● この!ゴジョッパリ!
        (この!強情者!)

   読んだだけでは「サッパリ解らん!」という方には、
   「張り」=「宵張り」「強情張り」、「針」=「縫い針」
   「上羽織」と漢字にすると分かりやすいでしょう?
   その他、「ガッパリ」「ジッパリ」は「ガッポリ」と似て
   います。前者は部分を指し、後者は全体を指します。
   文法っぽくすると、余計に解りにくいかな?


 チリ編

     ワッチリ、踏んでやった。
        (思いっきり、力を込め、蹴ってやった)

    ● ドッチリぶつけた
       (思いっきり、容赦なく、ぶつけた)

     財布の中身ガッチリで買う。
       (財布の中身、ピッタリで買う)


    ワッチリは「ワッタド」とも言う。まるでカンフーの
    達人が、その気持ちを蹴りに込めて発する、あの
    「アチョー」に近い感覚で使う。
    ”力のたけを込めて” という気持ちの表れだ。
    「ドッチリ」も同様だが、ワッチリと違うのは、それが
    力とか気持ちに関係なく、不可抗力的な感覚が
    ある点で、大きな力や物の関わりを意味する。

    ガッチリは通常、「しっかりとした」という場合に
    使われるが、ここでは「カッキリ」と同じ使い方。

   
       
       
パリ・チリ実践による、
   大間GO時のあなた


 あなた 「あのー大間の方ですか?」
 大間人「んだ。」

 その後に続くAパターン。

 あなた 「本州最北端へ行くには、どの道ですか?」
 大間人「ここば、ずーっと行けば、最北端だ」
 あなた 「ずーとって、ガッパリですか?」
 大間人「ガッパリでもねぇ、すぐだぁー」


 その後に続くBパターン。

 あなた 「この辺に温泉ありますか?」
 大間人 「町の温泉だばあるど」
 あなた 「入浴だけでも、ジッパリとられますか?」
 大間人 「1日居ても、350円だ」


 その後に続くCパターン。

 あなた 「この辺で、ご飯を食べる所はありますか?」
 大間人 「食堂とか色々あるど」
 あなた 「美味いものをワッチリ食べたいので、教えて
       下さい。」
 大間人 「めものばワッチリど、食いたいってもなぁ」
      と当惑するであろう。

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 パル・バルはパリのお友達


   ●  カレを自宅にヨバル
        (彼氏を自宅に呼ぶ)

   ●  納豆がネッパル
        (納豆が粘る)

   ●  運動会でケッパル
        (運動会で発奮する)

   ●  ドアをトッパル
        (ドアを(棒などで)開かないようにする)

   ●  綱をフッパル
        (綱を引っ張る)

   ●  自慢げにエンバル
        (自慢げにえばる)

   ●  勝手にスネてソツパル
        (勝手にスネて、総てを突っぱねる)

   ●  美味いものにホイドフンバル
        (美味しいものに露骨に欲を出す)


   パルバレは標準語に近いものもあって、分かりやすい
   ものも多いですね。ケッパルはフンバルに近く、ソツパル
   は片意地張るに近い。ホイドフンバルは欲をかきすぎた
   相手に対して「ホイド、フンバナ」と、いさめたり。

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