2011年4月30日~5月5日
五稜郭タワーでマグロのぼりが泳ぎました!


海のまちの「元気」と「復興」への願いを込めて、
泳げ!巨大マグロのぼりプロジェクト


2011年3月11日に起こった東日本大震災で、わたしたちの生活は大きく変わってしまいました。
この未曾有の災害で命を落とされた方々のご冥福と、被災者の皆さんの一日も早い復興を、わたしたちは心から願っています。
日本全国を不安感や悲しみが覆うなか、力を振りしぼって元気な話題を発信することが、被災地を、さらに自分たち自身を元気づけることになると信じています。

このプロジェクトの概要


津軽海峡の王者「マグロ」。勢いあふれる生命力と、海の恵みの象徴ともいえる存在です。
わたしたちは、全長10メートル、腹まわり3メートルに及ぶマグロの巨大なのぼりを制作し、端午の節句に向けて、函館・五稜郭タワーに泳がせます。

◎ひとつは、海のまちの復興を願う「メッセージ」マグロのぼり。地震により壊滅的な被害を受けた海のまちが、再生・復興に向かうための願いや応援をメッセージとして集めて泳がせます。
◎もうひとつは、津軽海峡圏の元気の象徴「ねぶた」マグロのぼり

腹をぶるんぶるんとさせながら泳ぐ堂々たるマグロのぼりの姿は、未曾有の大災害に負けることなく、希望をもって立ちあがっていく海のまちの姿。海のまちの元気と復興にかける決意を、全国・全世界に強烈なインパクトをもって発信していきます。

 


奥戸小のみなさんにメッセージを書き込んでもらっているところ


「あおぞら組活動日誌ブログ」http://aozoragumi.cocolog-nifty.com/ で詳しくレポートしています!どうぞご覧ください

プロジェクトの願い その1

海のまちで生きるひとびとのメッセージを集め、泳がせたい!
津軽海峡圏のマグロの産地を回ります。小学生や漁師さんなどにお願いして、柄の入っていないマグロのぼりに、被災地となった海のまちへの応援や復興への願い、自分たちの夢などを書きいれてもらいます。

プロジェクトの願い その2
前代未聞のマグロのぼりで、復興・希望・元気を表現したい!
この巨大な空を泳ぐ魚を描くのは、青森県を代表するねぶた師・竹浪比呂央さんです。前代未聞のマグロのぼりによって、海のまちを蘇えらせていくぞ!という決意と、津軽海峡圏の元気を伝えたい。
プロジェクトの願い その3
日本の子どもたちへの希望をマグロのぼりに託したい!
わが国を襲った悲劇に負けることなく、むしろこれをバネにしてたくましく生きてほしい!日本の子どもたちの未来に希望を託すこの願いは、全国民の願いでもあるはずです。

 


五稜郭タワーアトリウムに展示されたメッセージマグロのぼり

スケジュールについて

4月8日(金)~20日(水):津軽海峡圏のメッセージ集めの旅
  8日:大間町(奥戸小学校)
  11日:大間町(大間小学校・大間漁協)
  12日:外ケ浜町(三厩小学校・三厩漁協・竜飛漁協)
  19日:松前町(松城小学校・松前漁協ほか)
  20日:戸井町(戸井西小学校・日新小学校・戸井漁協)

4月29日:マグロのぼりお披露目の儀

青森・観光物産館アスパム前で「魂入れ」されたマグロのぼりが、ねぶた囃子方ゲリラキャラバン隊とともに、にぎにぎしく津軽海峡フェリーに乗り函館・五稜郭タワーに向かう。五稜郭タワー・アトリウムにて「お披露目の儀」を行った後、2本のマグロのぼりを泳がせます。

青森市・観光物産館アスパムにて
◎9時~9時20分:アスパム前にて、「魂入れ」の儀式

津軽海峡フェリー・ブルードルフィンにて
◎10時~:甲板デッキでねぶたマグのぼを立ち上げながらねぶた囃子を演奏。船内にて募金活動を予定しています。
◎13時30分~45分:再び甲板にて、ねぶた囃子に合わせてねぶたマグロのぼりを立ち上げながら、入港。
雨天時は、船内エントランスにて行います。

函館・五稜郭タワーにて
◎15時~16時:アトリウム・ステージにて、お披露目の儀をとり行ったのち、2本のマグロのぼりを泳がせます!

4月30日~5月5日:
五稜郭タワーでマグロのぼりが泳ぎます

ねぶたマグロのぼりを外に泳がせ、メッセージマグロのぼりをアトリウムに展示します。
継続プロジェクト
「マグロのぼり」義勇プロジェクト

このプロジェクト終了後、このマグロのぼりはさまざまな地域を回ります。地域でのイベント・募金活動やチャリティーなどのさまざまな活動の際、無償で貸し出しして、さらにメッセージを書き加えてもらいます。海のまちが復興を遂げるまで、長期間にわたる支援を続けるという旗印として、「マグロのぼり」を活用していきます。

 

このプロジェクトにかかわっているひとびと

実施主体
まちおこしゲリラ集団・あおぞら組
プロジェクトに関わってくださっているみなさん

竹浪さん

巨大マグロのぼり・原画
ねぶた師・竹浪比呂央(たけなみひろお)さん

1959年つがる市(旧木造町)生まれ。これまでに東京ドーム、ブダペスト、ロサンゼルスなどへ遠征しているチャレンジャー。「全面的に協力しましょう!」と引き受けてくれた熱い津軽衆。毎年複数のねぶたを並行して制作し、数多くの賞を受賞している。

竹浪比呂央ねぶた研究所
http://takenami.hiroo-nebutaken.com/hiroo.html

工藤さん

巨大マグロのぼり製作
株式会社青森豊成・社長 工藤昭民さん

「でっかい夢は追いましょう!」と巨大マグロのぼりづくりを請け負ってくれた。素材選びから、泳ぐ巨大な形を完成させるまで、毎日毎日、試行錯誤。だらーりだらーりと汗流してくれている。

小林先生

技術サポート
函館工業高等専門学校 地域共同テクノセンター 小林淳哉先生

前代未聞の10メートルの巨体を泳がせるため、どんな形にすればいいのか?素材の重さは?金具の取り付け位置は?ロープの強度は?技術的なアドバイスを全面的にお願いしました!

鈴木先生

函館工業高等専門学校 名誉教授 鈴木孝司先生

泳がせ実験の日。
小林先生に呼ばれて、風のようにやってきてくれて、
的確なアドバイスをぴしぱしくれて風のように去って行った先生。

中野さん

影のプロデューサー
五稜郭タワー株式会社・常務 中野晋さん

函館観光を背負って立つ熱い男!あおぞら組との運命的な出会いから、
ずるずるどぶどぶと引きこまれ今日に至る。

井岸さん

のぼり泳がせ統括責任者
五稜郭タワー株式会社・総務部係長 井岸盛幸さん

この人がいないと、五稜郭タワーには鯉のぼりもマグロのぼりも揚がりません。
自衛隊で鍛えた超~現場感覚で、巨大マグロのぼりを泳がせる頼りになる男。

中村さん

青森県庁ねぶた囃子方・有志のみなさん

完成したマグロのぼりのお披露目のため、あおぞら組とともにPRキャラバンしてくれる。
人相は悪いが心はやさしい中村さんと、その仲間たち。

協力
五稜郭タワー株式会社
財団法人むつ小川原地域・産業振興財団
社団法人青森県観光連盟
津軽海峡フェリー株式会社
社団法人函館国際観光コンベンション協会
函館市・大間町・松前町・外ケ浜町

このプロジェクトに関するお問い合わせ

あおぞら組 
青森県下北郡大間町大間字蛇浦道11-7
電話:0175-37-5073 FAX:0175-37-3926
あおぞら組のなまなま大間通信 http://oma-aozora.jp/
巨大マグロのぼりプロジェクトの活動報告 http://aozoragumi.cocolog-nifty.com/

この事業は財団法人むつ小川原地域・産業振興財団の支援を受けて実施しています。

 

※函館工業高等専門学校さまの学校名を誤って記載しておりました。お詫びして訂正いたします。
記事中の文章はすでに修正しております。(4月10日)

 

 

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