春が来ねーど3月10日。やっぱりその日は雪だった。日暮れとともに、怪しいメンツが浜寿司に続々と集まってくる。え?なになに?なんの会合?はたから見た人にゃー、つながりは全くわからん老若男女21人。りょーいぢとらいたが作ったクジを引いて、いやおうなしに席を決められる。8日から大間入りして体を慣らしていた「189あさま」さまと「静香」ちゃん。大間崎での「津軽海峡冬景色を見ながら熱唱プロジェクト」も終え、アドレナリンが噴出しているご様子。他の人たちは、一体わしらはどうなるの?という不安な目をしていた。
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単なるオフ会ではだめだ!私たちあおぞら組は、考えに考えた。そうだ、ゴチバトルをやろう!そうだそうだ、ゴチバトルだーー!!と、一瞬走りかけたが「静香ちゃんのゴチになったら、どうする?」学生さんは金がない。そうだよねー。えび姉が思いついた。「ハマちゃんがやってるさー、格付けチェック、どんだべ?」うんうん、いけるいける!格付けチェックだーー!と走り出した。
芸能人格付けチェック(ご存じですか?)のモロぱくり「大間ツウ格付けチェック」。大間のモノと、ほがのモノを味わい比べてみて、どっちが大間のモノかを当てていく。はずれるたびに、格がどんどん下がっていくっちゅうわけ。これが、今回の大宴会の目玉企画なのである。
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まんず、みんなの不安感をときほぐすために、「ナニがでるかな自己紹介」をやってみる。サイコロの目に「趣味」とか「感動」とかキーワードが書いてあって、出た目に関することをしゃべってもらったのだ。まあ、自己紹介でそうそう盛り上がるわけはない。そんぐらいの感じ。
そして始まった格付けチェック。
手始めは軽〜く、「米マツ」の木っぱと「青森ヒバ」の木っぱ。これは匂いで、さすがにすぐわかる。
お次は秋田の酒「由利正宗」大吟醸と、ここいらの酒・関乃井のしぼりたて「まさかり」。むむむ、半分ぐらいが格落ち。
お次は、スーパーの新じゃがと、ひと冬越した「おこっぺいもっこ」。塩辛つき。さすがにこれは、簡単だった。
3問目はお湯。ツムラの名湯シリーズ「鳴子温泉の湯」と、われらが「大間温泉の湯」である。
組合長、なめる、なめる。大間温泉には、いっつも入りに行っているので簡単だべさ組合長!と思ったら、大はずれ。ヤバイよ組合長。
お次は難問。「サーモン」の握りと、「大間のます」の握り。「こいだばわがんねーと思うよ」と、浜寿司の大将アキちゃんも言っていた。
静香ちゃんに「あ〜ん」してもらっている津軽衆センセー。「しょーゆ、いらね!」とがんばっているが、わがったんだが?やっぱり、わがんねーべ。
そして最終問題。やっぱりトドメはマグロだべさ。「スーパーのバチマグロ」握りと「大間のマグロのようなもの」握りだ。これがわからなくて、大間ツウと言えるか!
くっこに「あ〜〜ん」してもらっているのは助役。噛んで〜噛んで〜「ちょっと待で!ちょっと待で!」とねばった。が、答えは、はずれーー!!
いや〜お約束っちゅうか、なんちゅうか。最下位にまで落ちてしまった組合長、助役、村井健人もどきには、最後のチャンスが与えられた。これがわからないと、ハマちゃんの番組でいくところの「テレビに写る価値なし」。その問題とは、「白子のり」と「大間の幻の海苔」である。
さすがにこれは、3人とも正解。まあ、これがわからんようだと、大間追放だ。