えび姉&ヤッコの
「オホーツク襲撃!衝撃のシーン集」その2
いよいよ興部を襲撃!興部町は人口よりも、牛の数が多いという。そしてメールマガジン「ウィークリーおこっぺ」編集長のキャップは、このお城に住んでいる王子さまだった。お城の名は「モーモー城」。丘の上にそびえている。最近、オプションで風車まで付いた。夜はライトアップまでされる。ほんとの名前は「オホーツク農業研究センター」。列記とした研究所なのだ。でも勘違いしたアベックが、けっこういっぱい来るらしい。無理もない。
ここが、かの有名な「ルゴーサエクスプレス」。興部町を通っていた名寄線の廃止によって、使われなくなってしまった車輌を、無料宿泊施設に改造したのだ!!以前、駅だった場所が、今は「道の駅」になった。このキュートなおねいちゃんは、つばきちゃん!メルマガ・スタッフなのだ。
中はこんなあんばいよ。ライダー&チャリダーが、自分たちの旅を、時には熱く時にはしんみり語り合う場。わざとらしく座っているのは、うめこさんとばんちゃん。そしてこちらに、いやらしいカメラを向けているのがオカジマン。
もう一方の車輌は畳が敷かれ、宿泊できるようになっている。コンセントもあるから、充電もできる。扇風機だってある。当然、きれいなトイレも洗面所もある。これでタダだよ!タダ!
中にはこんなノートが置いてある。思い思いに旅の思い出を書きつづるのさ!当然、わしらも一発、いや一筆。この書き込みには、つばきちゃんがそれぞれコメントを付けて、興部のメルマガに掲載しているのだ。
昼飯タイムということで、私たちはメルマガのジェネラル・マネジャー「GMマイク」の家に案内された。そこはすでに、おーらっ焼肉食うぜよーー状態になっていた。興部では、毎週のようにこうやって焼肉食ったりしているらしい。お庭には、お母さま専用のログハウスというか、ログルームまであった。そこでお友達と、茶っこを飲んだりするそうだ。茶っこと言っても昆布茶とかじゃないよ、ハーブティーよ。
いいべーこの感じ。牛舎を改造したらしい。ここが「チーズ工房・アドナイ」。「どっちの料理ショー」にも登場した、激ウマのチーズやさんなのだ。ご主人は、新しいチーズが完成するたびに、自分の子供の名前をつけている。例えばこんな感じ「タレッジオ・ディ・のぞむ」。でも9人もいるから、新作を9種類は作らねばならんですね。次から次へとチーズを出してきて、惜し気もなく全種類、試食させてくれた。食う方も食う方だけどさ、焼肉いっぱい食ったあとに。
熱出したときに、頭さ載っけるやづでねーよ。これもチーズ。しかも激ウマ。エビ姉は勝手に「ハイジのチーズ」と言っていたが、ほんとの名前は「カッチョカバロ・アドナイ」。フライパンで焼くと、な、なんとやわらか〜い鶏肉のような、たまらん食感。
一方こちらもすごいど!インド人もびっくりの「カリたまパイっ!」だぜ。食いしん坊のオシピーが買ってきてくれた。オシピーは、webnewsのスタッフで紋別の人。紋別はタマネギの町(だったよね?)。そのタマネギを使ったお菓子を作ろう!と試行錯誤の上にでき上がった、この微妙なお味。甘いんだけど、カレーなのね。ああ、どっかの町でもマグロのお菓子を作ろうと、がんばってるな〜。(遠くを見る目つきで)
出たーーー!!これ、なんだかわかる?これが興部のベコもちなんじゃーー。そっか、ベコもちってベコ柄からきてる?って感じのお餅ですね。大きさは大間のベコ餅の半分から3分の1ぐらい。きゃーわいーいのだ〜。
最終日。佐呂間の道の駅で、草木染めをしている「ともちゃん」の作品を見つけた。いーい感じの色合いだ〜。工房の住所なども書いてあったので、急きょ、襲撃することに。工房は、牧場の中にある一軒家だった。陶芸オンナであるエビ姉は、草木染めオンナ・ともちゃんの人生に、興味シンシン。しばし、熱い語り合いがあった。
ともちゃんファームのロゴマークは、息子さんが描いた絵。壁に張ってあったこの絵をオカジマンが見つけて、ロゴマーク決定!!となったらしい。いい味出てる。
私たちがトドメに食った、ごっつぉーがこれ。とにかく、うめこさんはあっと言う間にごっつぉーを作ってしまうのだ。うめこさんちでは、息子さんが通う佐呂間小学校の運動会。私たち台風オンナが雨を降らせてしまったため、お昼で終了。ご自宅での昼ごはんとなった。私たちはつぶやく。「うめこさんを、大間に連れて帰りたい…」。
さようならだよ、さようなら。女満別空港まで、オカジマン、うめこさん、オシピーが見送りしてくれた。ちゃっこい飛行機に向かって、トボトボ歩いていたら、背後から「エーービーー」という声。空耳かと思ったら、3人がこんなところに。一生懸命、手を振っていた。なんだよう、イイ人たちじゃんか〜。また来るよ〜〜。
函館からの帰りのフェリーで、マグロのように横たわる私たち。ああ、2週間ぐらいいたような気がする。オホーツク襲撃は、濃かった〜。