●● 私の青空 ●●

町民だけが知っている、舞台ウラバナシ・その2

ヒロイン「なずな」の息子「太陽」。
その赤ん坊時代を演じているのは、実は本当の大間っ子。
4人の赤ちゃんが、華々しいデビューを飾ったのだ。

 

 ■赤ん坊「太陽」役、オーディションの顛末

NHKの人さー、赤ん坊の写真、現像しさ来たんだえ。オーディションでもやってらんだべが」写真やのねーちゃんが勘づき始めた、ちょうどその頃。当の写真を撮られた子供の親御さんたち14組が、気を揉んでいた。スタッフが指定したのは、4カ月と9カ月の男の赤ちゃんが2人ずつ。役場で調べてみたら、本州最北端の町で該当する赤ん坊は、それぞれ7人ずつだった。じゃあ、どうやって選んだの?って思うでしょ。選考方法は実にシンプルなのだ。全員の写真を撮って、すでに決まっている「太陽」役の篠田拓馬くんの顔に、最も似ている赤ちゃんを選ぶってあんばい。でも、親御さんにとっては写真を取るのも一大事。「ちょっと待ってでー。今、服、取り替えるしてー」って、顔しか写らないっちゅーの。

 

あらた君(4カ月)
ゆいき君(4カ月)
よーすけ君(9カ月)
としき君(9カ月)

今回、見事デビューを飾ったのは、この赤ちゃんたち。どうです、めんこいべー。二人ずつ選ばれたのは、そのときご機嫌がいい赤ちゃんに出演してもらうため。しかし、この赤ちゃんたち、見事に人見知りしなかった。役者さんたちにだっこされても、どーってことない。頭にねじり鉢巻きさせられても、どーってことない。撮影中は、みんなのアイドルだったのだ。どちらかと言うと、上がっていたのは親御さんの方。ところが、この赤ちゃんたち、ロケが終わってから急に人見知りするようになったんだって。


■ここが見どころ■

全く人見知りをしなかった4人の大間っこ。
その超・自然体の演技を、とくとご覧ください。

 

もどる