●● 私の青空 ●●

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町民だけが知っている、舞台ウラバナシ・その1

ロケ隊総勢80名あまりが、本州最北端の地を踏んだのは99年11月15日のこと。
この日から、熱い熱い10日間が始まった。
しかし、本当の始まりを知っているのは、この人だけ。

 

 
■大間町観光課・竹内課長は証言する

NHKから話があったのは、6月だった。東北の漁港を舞台に、ドラマをやりたいってことで。1時間ぐらいのやづだと思ってらったのさ」そのとき訪ねてきたのは女性と男性。町の中をあちこち案内して、大間名物・べこモチを何枚かあげたらしい。そのドラマが、朝の連続テレビ小説だと知ったのは、お盆もとっくに過ぎてから。しかも、べこモチを喜んでもらっていった、あのときの女性。その人こそ、脚本家の内館牧子さんだったと知り、軽く腰を抜かす課長だった。

「貸自転車ありませんか?9台ぐらい」スタッフから電話があった。この町にそんなハイカラなものはない。「あまってる自転車ねーがー?」と知り合いを回って、なんとか9台揃える。NHKの下見部隊がその自転車に乗って、町中をくまなく走り回り、ロケ場所を絞っていったのだ。
「いや〜、スタッフのこだわりは、すごがったど〜」海が見えること、が大前提。北山家はもちろん、実家を飛び出したなずなの住まいも、勤め先も結婚式場も。全部、海が見えるところにある。チャリで町をうろついていたあんちゃん軍団。それは、ロケ場所を必死に探すスタッフの姿だったに違いない。


■ここが見どころ■

大間でのロケシーンには、これでもか、これでもかと言わんばかりに、
必ず海が出てきます。ご注目ください!

 

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