◆◆ 私の青空 ◆◆

町民だけが知っている、舞台ウラバナシ・その4

「ちょっとすいませ〜ん。明日の夜、空いてますか〜」
撮影が行われているかたわらで、見物にやってきた地元の女の子を
ひとりの男がナンパしている。妙になれなれしい、その男の正体は…

 

■通算1カ月の滞在で、知りすぎてしまった男

大間ロケ担当マネジャーということになっている。つまり、大間ロケに関する準備、段取りのいっさいがっさいを仕切っている人のようだ。当然、ロケ隊より早く大間入り。地元関係者との打ち合わせ、調整。物品の手配からエキストラの調達、細かな気配りも忘れない。明日のエキストラ、5人足りないぞ!なんてことになれば、必殺・ナンパ活動まで展開しなければならない。そんなこんなのおかげで、地元の事情にやたら詳しくなってしまったのだ。どこに行けば、何が手に入るかは完璧。店の場所から大工さんの作業場から、飲み屋の数まで知っている。「○○さんと××さんって、親戚なんでしょ。だんなさんは、マスオさんだって聞きましたけど」ありゃ、ほんだったのが(そうだったのね)、と地元民が教えられてしまうことも。大間にどぶどぶ浸かってしまったこの男。な、なんと、着てるものまで地元激安店で揃えてしまった。「僕が着ると、東京で買ったみたいでしょ」と、かなり自慢げ。持ち前のなれなれしさ、いや人なつっこさで、しゅるしゅるーっと大間の人の懐に入ってしまった。ロケの裏側には、こんなNHKスタッフの活躍があるんですよー、みなさん。


■ここが見どころ■

今後、NHKのドラマをご覧になるときは、スタッフのクレジットにご注目。
「屋敷陽太郎」。俳優さんのようなこの名前が登場したら、
まちがいなく、この男の仕事です。

 

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