◆◆ 私の青空 ◆◆

町民だけが知っている、舞台ウラバナシ・その5

ドラマの縁の下の力持ちと言えば、「大道具さん」。
大間ロケでは、こんな驚くべき大道具さんが、ひそかに活躍していたのである。

 

■「現場大道具さん」と呼ばれていた、熱く濃いーー軍団

大間ロケに際して、NHKドラマ番組部が「大間ロケーション・スケジュール表」という段取りブックを作っていた。それには、ロケに関するあらゆる情報、スケジュールはもちろんだが、出演者の出入り表やらロケ地周辺のマップやら、撮影協力者の連絡先などが網羅されている。その中に、な、なんと「現場大道具」として、しっかり名前が載っているじゃないの、新田建築さん。何を隠そう地元の工務店さんなのだ。

ロケと言ったって、イメージ通りの映像にするためには、あっちゃこっちゃ手を入れないといかん。伝法さんちの外観を北山家チックにしたり、漁師さんたちのマージャン部屋の中を改装したり。でも、新田軍団にかかれば、ちょちょいのちょいってもんだ。プロの仕事なのだ。しかも撮影が終われば、ほれ、また元どおり。「大間のためだもの。がんばんねーばねーべさ!はっはっはっ!」棟梁・新田節男さん(写真・前列の右)の鼻息は荒かった。ねじり鉢巻きで、ファイト一発!大間のシーンは、こんな建築のプロ軍団にも、支えられていたんですなー。


■ここが見どころ■

お祭りのシーンで、賑やかにはためいている「稲荷神社大祭」の大ノボリ。
あれも、新田軍団の仕事です。
設置から撤収まで、大変だったのよ〜。

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