*2000年に登場した来さまいびと *
(追記)2000年当時の情報なので現在とは異なる場合があります。
大間町の端っこ(隣村・佐井との境目)「材木」地区で唯一のお土産屋&食堂を経営している菊池美栄子さん(ウン歳)
ここの食堂の凄いところは、田植えや稲刈り、
はたまた昆布漁の時期などは、田んぼや納屋にまで出前してくれるのだ!
田植え時期のお昼、田んぼに「出前で~す」の声が響く様子を想像してみてください・・・、何とも不思議な光景です。
そんな菊池さんは、休みの日となると息子・娘に会うために、県内各地を走り回る通い母?になる。そのため最近新車を購入!(かなり気に入っている様子でした)
@ミエコさんからのメッセージ@
大間は自然がいっぱい。
ウチの2階の特別席で、
津軽海峡を眺めながら、昼ご飯でも
食べに寄っていってください。
おすすめは、ピリ辛の
「ラージャンメン」かな。
「ベコもち」も限定販売してま~す。
(きっすいの大間衆なのに、なぜか標準語の菊池さんなのでした)
正根 康子さん
大間の大人が集う店、スナックほほえみのママン。
「おがさん=加賀まりこさん」のそっくりさんとしても、話題です。お店は、もう20年近くも、ひとりでやっています。いろいろ苦労があったんです。
10年前から本格的に始めた油絵。昨年は、日象展という、その道の人の登竜門となっている公募展で、すんばらしい賞に輝きました。自分の内にあった感情を、絵にぶつけたんだそうです。
今年も新しい作品で、再び日象展にチャレンジ中。お店にも、ママンの絵がいっぱい飾ってあるので、ぜひ、寄ってみてください。
@正根 康子さんからのメッセージ@
「西吹付山の展望台から見る風景が、
いちばん好きです。
ここからしか見えない風景があるんです。
よくスケッチしに行くんですよ。
荒れた日、なぎの日、季節によっても
波の色が全然ちがうんです。
ぜひ、行ってみてくださいね。」
こちらは、現在出展中の新作「守護」。
神の力で、どうぞ子供たちをお守りください、という気持ちをこめた。
映画『魚影の群れ』で大間弁の方言指導をして、かの夏目雅子さんに「へばのー」と教えたのがこの人。
はたしてその実態は、最愛のJrの中学校卒業謝恩会(PTA)でモー娘LOVEマッスィーンを踊ってしまう。唄って踊れる大間最強の床屋さん。
山口美津子さんからのメッセージ
今度NHKラジオ第1放送で
地域の情報を伝える番組に出演することになりました。
「東北ラジオあさいちばん」
午前7時40分から7時55分
出演予定日 2000年
5/24 8/9 10/18
2001年 1/10 3/2
ちょっと朝早いけど、東北の皆さん放送日をチェック!
MDを用意して私の美声を永久保存
必ず聞いてねー! ちゅ
へばの~。
生年月日・明治43年3月15日生(満90歳)
誕生花・ドクニンジン
得意技・小学校の時に習った「君が代 英語バージョン」
※ 歌い出すと30分はリフレインされる。
しかし、歌詞については発音が怪しいため英語とは判断つきにくい。 孫・ひ孫・たくさんいる。本人は何人いるか分からない。
容姿・ごらんのとおり、い・い・お・ん・な
手塚ヤヨヒ(やよいと読む)さんからのメッセージ
90歳だんだど。わいだば、86だど思ってるんだども……。
賞状もらったしていいがぁ。
おめだじ、どごの人だがババぁ分がねども、大間さ来るんだば
2・3日ゆっくりしたほういいどう。
ババぁ昔の話っこおへでけるしてぇの。
(訳:90歳なんだって。私ぁ86だと思っているんだけどね……。
賞状もらったからいいかぁ。
あなた方はどこの人だか分からないけれど。
大間に来るんだったら2・3日ゆっくりしていったほうがいいわよ。
私が昔話をしてあげるわ)
向井勝實さん/正真正銘、芸術活動で食っている人。大間出身で、現在は栃木県那須を拠点に、世界で活躍している。侮ってはいけない。
青森県内では、「青森ヒバ」という素材にこだわって、ダイナミックな作品づくりをしている。地元の人、通りすがりの人を巻き込んで、一緒になってノミをふるってもらうのが、向井さんの制作スタイルなのだ。現在は、お隣・風間浦村のフノリ公園という場所で、潮風にピシピシ打たれながら、がんばっている。周辺にお越しの方は、ぜひ、一声かけてみてくださいね。差し入れ歓迎!
@向井勝實さんからのメッセージ@
「隣村・かんじゃまの国道沿いで、
黒い男がノミでコンコンやってたら
それが私です。削ったヒバの
かだまりっこも、けるして、
まんず、寄っていがせじゃ!
11月20日頃までやってま~す!
え?阿藤海さんさ似でらってが?」
現在、制作中の作品がこちら!タイトルは「バンザイ」(そのまんまやんけ)。
「こういうわかりやすいものを作れるようになったなんて、
オレも大人になったよな~」と、ご本人はしみじみ。
南 光弘さん(42才)
大間町教育委員会に配属になり早数年。ネクタイもワンタッチ式のものからちゃんと結ぶようになり、「ステキなおじさん」に見えるかも・・・。職場ではよくギャグを言う。大爆笑を巻き起こすかはたまた真冬並の寒さを感じるかは聞く人次第。勝率2:8で真冬。たまにヒットすると、隣の席の人は、息を殺して肩で笑う。意外と照れ屋な花の独身。
@南 光弘さんからのメッセージ@
ギャグの基本はさ~、
さりげなくしゃべることだな~。
だから職場は、いっつも笑いの渦なのさ~。
大間町教育委員会さきたら、
気~つけだほういいど~。
でねぇばワイのナウイギャグで
笑いが止まらなくなるど!
注:会話の節々に、10~20年前の流行語風の言葉が日常的に出ます
9才のとき、お隣・佐井村の豆腐屋にもらわれていく。それは、豆腐屋の息子さんの嫁になるため。しかし19才のとき、「豆腐屋の嫁になりたくねー」と、佐井から大間まで歩いて逃げてきた。そして21才のとき、運命の人・ハジメじーさん(当時23才)と出会い結婚。旅好きのじーさんと一緒に、ラーメン食べに九州まで行ってきた。今は一人暮らしだけど、身の回りのことは全部自分でしている元気もの!
畑山きみさん(85才)からのメッセージ
じっちゃど、日本中のラーメン、
食べさ行ったども、いぢばんのお勧めは
「すみよしの塩ラーメン」!
あれが、いぢばん、め~~!!
今は健康のために、しょっぱいもの、
食べねようにしてるけどの。
(訳:じーさんと、日本中のラーメン、食べに行ったけど、
いちばんのお勧めは「すみよしの塩ラーメン」ね・あれが、いちばん激ウマ。
今は健康のために、しょっぱいもの食べないようにしてるけどね)
すみよしのとーさん乱入!
「とろろラーメンもあるよ。寄ってってけせ。」
大正9年生まれ。
金澤さんのお宅は近所の『茶っこ飲み』が集まる家。趣味は「暖かい季節は畑、冬は編物をしているの」とのこと。鉢植えの世話。
お花大好きばあちゃん。
金澤みささん(80才)からのメッセージ
花だっけ“めんちょこちょんちょこ”
してればだめだの!
暖ったがぐなってきたら、
外さだして陽っこさあでねばのぉ
これだっけ、みんな師匠がら
おへでもらったの!!(笑)
ほれ、花っこ、見さ来せ~
(訳)お花はね、かわいいカワイイと大事にしていてはだめなの!
暖かくなってきたら、外に出してお日様にあててあげないとね!
これは、全部師匠から教わった事なの!!(笑う)
さあさあ、お花、見にいらっしゃ~い
浜寿司の大将・伊藤晶人さん(36歳)
ブルーマリン・フェスティバルの目玉・マグロ解体ショーで、ダイナミックな包丁裁きを披露してくれる。大間マグロに対する思い入れでは負けない。
若くしてお父さんを亡くし、浜寿司の看板を背負った。お客さんのツボをくすぐるネタを選んだり、シャリの量を微妙に変えたり。細やかな心配りがにくい。
毎年、大晦日には、出前が集中。スナップがきかなくまで、握って握って握りまくるアキちゃんなのだ。北海道は夕張からさらってきたお嫁さんとの間には、かわいい娘さんが3人。
浜寿司のアキちゃん
こと、伊藤晶人さんからのメッセージ
おふくろと嫁さんと3人で、
がんばってます!!
8月からは、いよいよ
大間マグロのシーズン到来。
大間のマグロを食っちゃうと、
他のはもう、食えないよ~。
神山ひとみさん(31才)/
かっちょいいパツキン頭には訳がある。漁協女性部の仮装行列で、「私の青空」の舷(ゲン)の役をやるために、居候先の田口理容院でビシッと染めたのだ。そんなひとみちゃんは、4年前に東京からUターン。ケーキ屋さん、現場監督、トラックの運ちゃんなどなど、いろんな仕事の経験がある。そのバイタリティを生かして、かっちゃの即売所をピシパシ仕切っている。男っぷりが気持ちいーい、看板ムスメなのよん。
@神山ひとみさんからのメッセージ@
タレミズ(垂水)っていう海岸、
いいですよーーー。
わたしもそこで、海をながめながら
人生、考えたりしてます。
あぎゃーーー!マグロに食われた~
新田明さん(37才)
ホタル歌謡クラブ所属。むつ市を拠点に、自慢ののどを鳴らし合っているらしい。数年前には、な、なんと東北6県大会で堂々優勝!しびれる歌声の持ち主なのだ。毎年、1町2村で行われているカラオケ大会でも、すんばらしい歌声で会場を揺らしている。「大間からドッカーーンと歌手誕生!ってなるかもね」と言ったら、「じゃ~~いしっ」と照れていた。本業は、れっきとした大工さん。
新田 明(通称・アッキ)さんからのメッセージ
のど、鳴らしてらが~!
大間はカラオケの町。
わいの18番は、やっぱり北国の男
北島のサブちゃんだべな。
本州最北端で、海さ向がって、
一発、歌ってみねが~。気分いいどー!
建築中の番匠さんの豪邸前にて。