大間町の奥戸(おこっぺ)地区で採れる激ウマのじゃがいも。
「オコッペいもっこ」。
ドラマ「私の青空」に、このオコッペいもっこが登場したことがきっかけで、
北海道は興部(おこっぺ)町のみなさんとの、
ホットな交流が始まりました!
アイヌの言葉に起源をもつ「おこっぺ」つながりで、
深ーく、長ーく、愉快に絡み合っていけたらいいな、と願いを込めて。
りょういぢ隊員のレポート
@2000年9月8日(金)@ 「オコッペいもっこ収穫」現場に潜入!
私の出撃を待っていたかのような青空の下。
場所は、言わずと知れた「奥戸(おこっぺ)」地区。
その山側はちょっとした丘陵になっていて、
一帯が主に自家消費用の野菜畑であります。
そこに「オコッペいもっこ」をはじめ、トウモロコシ、スイカ、大根など、
その他もろもろの一般的な野菜が季節に応じて栽培・収穫されます。
毎年、9月に入ると「オコッペいもっこ」収穫時期となり、
畑のあちこちでイモ掘りが始まります。
この日も何ヵ所かの畑でイモ掘りが行われており、
どこに突撃しようか悩んでいた時、何か引き付けられるものを感じ、
思い切ってその畑に足を踏み入れました。
「こんにちは~、イモ掘りの写真撮らへでけせ~」と言うと、
「じゃ~、ワイみんたババの写真撮ってどうすのさ~」
とニッコリ笑顔で声が返ってきました。
その笑顔で答えてくれたのが、この畑の主である、
上野たみさん(69)でした。
「じゃ~、おめ、どごの人だ~」と上野さん。
「材木だ~(私の地元の地区)」と私。
「材木の~?」と上野さん。
「菊池だ~」と私・・・・・・しばらくの間、身の上話し。
やがて、私の身元が明らかになり、それからは、上野さんのイモ堀りを
手伝いに来ていた方々(上野さんの親戚)と冗談話しを交えながら、
楽しく写真を撮ることができました。
聞くところによると、今年の「オコッペいもっこ」の出来は、
畑によって違うそうで、上野さん宅のイモは、まぁまぁの出来だったそうです。
イモ掘りが終わり、一腹タイムになっても帰ろうとしない私を見て、
「ほれ、おめも飲ませ~」と”リポビタンD”を差し出してくれたので、
1本ご馳走になりました。
(ジュースだと思っていたのでチョット意表を突かれた)
まさに絶好の「イモ掘り日より」となった青空の下、
奥戸のババちゃんの元気な”あったかさ”と”リポD”を頂き、
何だか得した気分で畑を後にしたのでした。
ちなみに・・・地元では、畑や田んぼでの「一腹休み」を
「こんびり」という。
なぜかは不明である。