あー?じゃーにーじゅにあーだってな?って感じの漁協組合長。
しぶやすばるー?(ほんとはシブタニなんだって)って感じの私たち。
とにかく出遅れた。一生の不覚である。組合長のところに
そのジュニアのすばる君がやってきていたのを、知らなかった。
しかーし、再び撮影隊はやってくるという。もちろん、突撃せねばなるまい。
エビ姉隊員&クミチョーのレポート
@2000年11月24日(金)@
ガキバラ帝国・ロケ潜入レポート!
写真撮ろうとすると、カメラ没収されるかもしれないよ。
その道の方からの事前アドバイスに、震え上がった。
今までになく緊張感あふれる突撃だ。
場所は割石(わりいし)の水揚げ場。
なずなちゃんが働いていた加工場も、ここにある。
午後3時、突撃隊到着!
あり?もしかして終わちゃった?撮影の気配が全くない。
なにやら作業をしている漁師さんを発見。こわそうな顔だったが、
聞いてみるしかねーべさ。
「撮影、終わってしまいましたか?」
「もうちょっとで始まる。寒いして、あっちさ入って待ってせー」
「は~~い」
漁師さんは、やさしかった。この漁師さんこそ、今回、
大間のマグロで一獲千金を狙う挑戦者に、一本釣りを教えてあげる
海のオドゴ・坂ヒロシさんだったのだー!
どんだ、かっちょいいべ。
スタッフになんか言われたら「坂さんのサポーターで~すっ」ってことで、
お茶を濁すことにした。私たち二人は、いかにも知り合いでーっす、
って感じで、坂さんの船・ホウライ丸(漢字が書けん)の回りを
ウロチョロしていた。しっかし、だれも来ねーなーと思った瞬間、
二人の男が小走りにやってきて、軽やかなステップで船に飛び乗った。
手伝いに来た漁師のわげもの(若者)かい、と思ったら
「これで飛び乗り3級や!」とかなんとか、
もろ関西弁やんけ。(あり?私も)
あとから、わらわらっと男たち5、6人がやってきた。
「おはよーございますっ!」
「おはよーございます!」
それが、撮影スタッフだった。以上。
そうだよね、そうだよね。こじんまりしてるもん。
ギャラリーもいないし。ヘアメイクさんとかもいないし。
すばる君とやらは来ないのだーーーーー!!!
しゅるしゅる~。
挑戦者は梅田兄弟と言うらしい。坂さんの頭の手ぬぐいが、
今日はなんでピンクじゃないのか、しつこく突っ込んでいた。
顔は全く違うが、本当の兄弟だと言い張っていた。
これから彼らは、1カ月間、大間にいるのか…。
合コンでもやってあげた方がいいかも知れんなー。
それにしても私たち、パシパシ写真撮ってるけど、
なんも言われない。ちょっと悲しい。
準備ができて、いよいよ出漁ーーー。
「行ってきま~~す!!」手を降る梅田兄弟とスタッフさんたち。
「がんばってね~~!!」見送るわしら二人。
なんだ、なんだ!このアットホームな雰囲気は!
「あの二人なら、情報流してくれるがーもよ~」
エビ姉の顔に、妖しい笑みが浮かんだ。