なぐすなぢゃ!守れ!大間函館航路

レポート:黒石ゆかっく隊員

@2004年8月16日(月)~21日(土)@

アテネ・オリンピックに潜入の巻 泉浩くん大応援団の舞台ウラ

アテネ応援団

8月16日(月)

大間―三沢―羽田―成田

私は三沢空港から合流。今回のツアーの添乗員さんも合流。某CMで読めない名前と言われていた「カブラギ」という名前だったのですぐに覚えました。でも字は蕪木。ちょっぴりハイウエストで福島なまりの蕪木さんからチケットがみんなに配られ、いざ出発。羽田からバスで今日は成田のホテルへ。ホテルで夕食時にはアメリカの焼酎、いわゆるブランデーをみんなで?飲みながら、明日の長距離移動に備えるのでした。 

8月17日(火)

成田-ミュンヘン―アテネ―ホテル

朝はザ・日本食でお腹を満たして体調万全。成田では同じように出国手続きをする日本人に何の応援かと聞かれて「柔道の泉浩!」と堂々と答えたりしながら、無事に出国手続き。飛ぶまでの空いた時間に国旗などの応援グッズや虫除け、シュガーレスガムなど旅の必需品を購入。そして、応援隊は今世界で一番輝いている場所へと飛び立ちました。11時間ほどでドイツのミュンヘン到着。ミュンヘンで乗換えをしてアテネに着いたのは現地時間の午後11時近く。日本時間では朝の5時ころです。しかし、飛行機から見えたオリンピック会場の明かりに一同の血圧が一気に上がりました。応援隊にとっては長い一日でしたが、明日の応援を想うと朝が待ち遠しいのでした。

8月18日(水)

マラトンホテル―柔道会場

会場へ

渋滞も見越して早めの出発。7時に鳴るはずのモーニングコールをドキドキで待っていたが、鳴らず。待ち損。応援隊は朝から、赤or白地に金字で「マグロ一筋」のTシャツを着用で気合充分。その様子がかなりいけていたので、とりあえずホテル前で記念撮影。

会場までは約1時間バスで移動です。岩肌が見えるような山々に囲まれた、少し郊外な感じの所に柔道会場はありました。バスから降りて少し歩いて建物へ。一足中へ入るとテレビで見たあの青い会場があり、心拍数が一気に増しました。

試合場

この日は70・級女子と泉選手の90・級男子の試合です。まずは女子の上野選手が勝ちました。このムードで泉選手も?そんな風に出番を待ちました。いよいよ登場です。直前に気合のためか緊張をほぐすためか、ジャンプする姿はとても頼もしく見えました。鳥肌がたちました。きっとやってくれる。応援隊も息をのみます。そして、開始早々の一本!歓喜に沸く我ら応援隊に外国の応援隊も大注目でした。その後、順調に勝ち進み、そのたびに泉選手のお父さんお母さんを取り巻く取材陣が増えていきました。最初は「泉の父親はトイレにいった」と取材陣に冗談めいていたお父さんも、徐々に力強い目になっていったように感じました。

予選が終わり、一度会場入れ替えのため外に出ました。さすがに決勝戦前なので人がどんどん増えていました。いろんな国の人がいました。外国人と地名だけで会話が成り立っていました。セネガル人に求婚されました。誰も止めてくれませんでした。いつかかぐや姫のようにセネガルから迎えが来るかもしれません。

決勝は予選よりも神聖な雰囲気でした。敗者復活戦に3位決定戦。試合が進んでいきます。準決勝で勝つとお父さんが席を立って、ギャラリーの最前から「あと一つがんばれ!」と言ってたのを聞いて、親子の間のアツいものを感じました。お父さん最高にかっこいい瞬間でした。決勝では残念ながら敗れました。それでも銀メダルというのはすごいです。大間からメダリスト登場はやっぱりすごいです。表彰台の泉選手はこの日一番かっこよかったです。泉浩選手銀メダル本当におめでとうございます。応援隊はすでに北京に向けて積み立ての計画を立てていたのでした。

がんばった!

8月19日(木)

アテネ観光

朝、泉父母が選手村へタクシーで出発。その後その他のみなさん観光へ出発。途中でギリシャ人のガイドさんを乗せてバス観光。日本には半年ほどしかいたことが無いと言う割にあまりに流暢な日本語にびびりました。たぶん日本人の恋人が複数いたのだと勝手に想像。教会やら国会議事堂やら教科書とかでしか見たことがない建物や町並みをバスで回りました。大統領官邸の前に立つ警備の人?は動かないらしいです。2時間おきに交替らしいです。イケメンしかダメらしいです。顔は大事みたいです。そして一番はやはりパルテノン神殿。40℃を超えていましたが、日本のような蒸した嫌な暑さではありません。神殿までは丘を少し登らなければなりませんが、がんばれます。そんな神秘を感じる建造物なのです。世界の始まりを感じながら、私もどんどん始めていこうと思うのでした。

パルテノン

その後、「ようこそアテネへ」と書かれたいかにもらしい土産物屋に連れていかれて買い物をしました。店員も日本人が結構いました。まあ、高かったです。午後はアテネの大通りで買い物。

8月20日(金)・21日(土)

アテネ―ミュンヘン―成田

5時に今回初のモーニングコール。「グッモーニン!」「おー、はい」ってな感じで一日がスタート。6時にはホテル出発。アテネからミュンヘン。ミュンヘンでは待ち時間が6時間ほどあったため、お昼はビールを飲みながらゆっくり食事を取りました。ミュンヘンから成田までまた長い移動です。ビールがたたって、飛行機に酔いほとんど寝ていたら帰りは早いものであっという間に日本です。
エーゲ海とゆかっく