なぐすなぢゃ!守れ!大間函館航路

レポート:キンズ隊員

 

@2004年9月16日(木)@

こんぶとりの記録
奥戸漁協所属 村川栄運丸の場合

 

 
昆布とり

NHKの夜7時の天気予報で、渡島桧山地方の
降水確率が70%以下の場合はほぼ出漁確定。

朝の4時起床、4時半にはこうして舟の上だ。
ちょうど東の山から朝日が昇る。

昆布とり

赤と白のストライプの旗は操業前の旗。
この旗を掲げ、操業場所までゆっくりと
向かう。

昆布とり

栄運丸船員。
船長:父
漁労長:母
参謀:わい

その他2名の合計5名。
(通常3~4名)

昆布とり

朝日を背に漁場へ向かう昆布船団。

昆布とり

たまに、ゆっくり向かう船のなか、
大急ぎで走る船がいる。

前の日飲みすぎの船長でしょう。

昆布とり

旗が降りると操業開始。
イカリ状の”マッケ”(大間地区ではマンケ)
という漁具を使用し昆布をとる。

昆布とり

海底に投げ入れたマッケを巻き上げ機(ドラム)
にかけ、引き上げる。昆布がマッケの爪に
引っかかるようにかかってくる。
二人で上げ、かかった昆布を船の前方に
まわす。

昆布とり

後方にまわった昆布は、根元部分を
まぎり(包丁)で切り、昆布の本体部分
にロープをかけ、いい大きさで結わえて
船の前方部分に積む。

昆布とり

積まれた昆布。

昆布とり

隣の船とはさほど距離はない。
船長は絶えず衝突しないように
周りに注意しなければならない。

昆布とり

約2~3時間操業後、また旗船が
操業終了の旗を掲げ、過酷な漁は終了する。

しかし、この後陸で昆布干しが待っているのです。
(役場の仕事もね)