*2000年のあおぞら組活動日誌*
なんだかとっても初々しいあおぞら組です。
大 間のマグロ一本釣り漁師が、実際に使っている針。
かっちょいいんですよ、これが。どうにかして、この針を活かした記念グッズが作れんものかと、構想・試行 錯誤・制作3カ月半。投げ出したくなることもありました。漁協に針買いに行ってシコシコ削って金魚にぷくぷくやるチューブつけて革を切って結んで。かわい そうに思ったのかミッカとコマコも手伝ってくれて、シンジにパッケージ作らせて、チョーゴから袋を恵んでもらって、どうにか100個できました!シリアル 番号も付けました。どんだべ?(かおり)
2000年夏のトライアル第2弾
とにかく!
フェリーのお客さんを
歓迎するどーー!!!
という意気込みの8月12日。午前10時過ぎ。フェリー埠頭に集合。
思い思いにファッションをきめる。ポールに旗をくくりつける。
そして、フェリーが入ってくるまで、静かに待機。
おっしゃー!見えてきたどーー。
おどさんの、アノ赤灯台まで、走れーー!走れーー!
ほーれ、歓迎のセレモニーぢゃーい。
よぐ来たの~~ よぐ来たの~~
すかさず撤収!撤収!
フェリーの発着場所まで急いで移動。
フェリーの中から車が出てくるタイミングに合わせて、
ほーれ、ダメ押しの歓迎のセレモニーじゃーい!
よぐ来たの~~ よぐ来たの~~
お疲れさまでした~ お疲れさまでした~
反対側から見ると、こんな感じ。かなりヤバイ集団。
冷ややかな反応あり、暖かい反応あり。
お客さんの表情に一喜一憂の私たち。
帰省ラッシュにもまれて、お疲れ気味のお客さんたち。
実はわしら、うっとうしいだけ?
いやいや、そんなことないよ!とお互いを励ましつつ、自販機の前で一服。
再び、おどさんの赤灯台へと出動!
へばの~!へばの~~!へ~ば~の~~!!
この後15日まで、怪しいウエルカム部隊は出動いたしました。
特に、クロスケとシンジ&かおり姉弟は、大間始発6時半のフェリーに向かっても出動!そして、帰省中のでんでん、okoppeさん、たらこさん!北海道から道内ひでこちゃん!ご参加、ほんとうにありがとう!冗談からはじまったこの企画は、超ホット なゲリラ活動へと発展いたしました。
大間を行き交う方々の旅の記憶の中に、ほんの少しでも残ってくれてたらいいなー。
PHOTO BY シンジ・エビコ
(「すかへる」とは、「教える」という意味の大間ことば)
雨のため、お祭りの日程がズレ込んだ8月12日夕方。
大間崎・マグロの前に集合。お神楽軍団を途中で抜けてやってきたリーダー・クロスケは、紋付ハカマ姿。すでに怪しい。思い思いに声の調子を整えたり、テンションを上げたり、ヅラのかぶり心地をチェック。かなり怪しい集団。夕陽を眺めにやってきた観光客のみなさんの視線が痛い。
いざ、出動!!!
本日のお客さまは、マリーンハウス工藤さんにご宿泊のみなさま。
全国各地からいらっしゃった、総勢13名。プラス、サクラを一人仕込む。
一体なにが始まるの?!状態のお客さま。
私たちほんとうに大丈夫なの?!状態の青空組。
いや~な空気が流れる中、クロスケ奮闘!
どこかの英会話教室さながらに、簡単な大間コトバの意味と発音を伝授。クロスケの話術に、お客さまもちょっとずつのってきた。なぜか、お一人だけ浴衣姿で、 いい味出してるおとーさん。(これ見たら、メールくださ~い!)青森市からいらっしゃったご家族だ。完璧な発音。さ、さすがである。落ちが読まれている。
大間で買い物をするときのやりとりを実演。
キンズとカズも、調子が出て来た。本番に強い二人。いい感じだ。観光客のみなさまは、大間で店に入るとき、ぜひ「か~る~~」と声をかけてほしいものだ。店の人は腰ぬかすかも知れないが。
さて、いよいよこれがメインデッシュ。
紙芝居・大間シンデレラ!シンデレラの登場人物たちが、みんな大間語を話す。紙芝居と言いつつ、見た目はほとんど、イカレタ学芸会状態の青空組。こんなあんばい。
「女神様が杖を振ると、シンデレラのボロボロの服が、素敵なドレスになりました」
「じゃ~、うだでぇドレス」
「こいば履がせ」
「女神様は杖を振って、かわいいガラスの靴を出しました」
「じゃ~、めんこい」
今回の方言講座。初めての試みということで、至らない点はまだまだたくさんありますが、精進していくつもりです。
とにかく、終わったあとのビールは、めがった~~!へばの!